基礎知識

設置する目的(3タイプ)

太陽光発電に興味を持つ人は、3タイプに分かれると思います。

第一に「環境系」の人です。

原発事故による放射性物質の拡散を憂い、化石燃料を燃やすことによる地球温暖化を心配し、
ベランダーにはゴーヤでグリーンカーテンを作り、家の中ではエアコンを使わず節電に努め、
出かけるときは車を使わず、自転車に乗るようなエコ意識の高い人たちが、
採算度外視で太陽光発電を導入したパイオニアでした。

第二に、「科学系」の人です。太陽の光で発電ができるという仕組みそのものに感動し、
どうにかして手に入れたい、できれば自作までしてしまいたいと考えるのが、この科学系の人たちです。

この人たちはスマートフォンやタブレットや電気自動車といった新しい技術にも真っ先に飛びつきます。
多少の採算は無視して、新しい技術を楽しむ科学系の人たちも、住宅用太陽光発電の黎明期を支えてくれました。

設置する目的

しかし、現在太陽光発電システムを導入する主流となっているのは、「経済メリット系」の人たちです。
当初は、とうてい元が取れるシステムではなかった太陽光発電ですが、
技術の進歩によって変換効率などの性能が大幅に向上し、価格も安くなったことによって、メリットが高まりました。

経済的メリットを考える人たちは、太陽光発電を投資対象の一つとして考えます。
すなわち、株や債券や不動産と同様のものとして太陽光発電の導入をしようとするわけです。

20年近く業界にいた私にとって、太陽光発電システムとは決して経済的メリットだけのものではないのですが、
確かに収益性といった面から見ると、大きなメリットがあります。

例えば、株には配当収入、債券には利子収入、不動産には地代(家賃)収入があるように、
太陽光発電には売電収入があります。

しかし、株や債券の収入は年間で投資額の数%にすぎませんが、
不動産や太陽光発電は、年間10%の収入を上げられる可能性があります。

また、不動産には借り手が見つからないという空室リスクがありますが、
太陽光発電では太陽が出ている限り、必ず発電するので、そのようなリスクはありません。

雨の日が多いという天候リスクはありますが、365日雨なんてことはありえません。
また、今は曇りでも発電する性能もあります。

一方で、株や債券や不動産は転売して換金することができますが、
住宅用太陽光発電は自宅の屋根に設置しているため、システムだけを取り外して売却することはできません。

転売するときは自宅と一緒になるので、事実上換金できないものと考えたほうがいいでしょう。

売電収入、そして永久的に発電した電気を使うことによる電気代削減
という大きなメリット最大の魅力と言えるでしょう。

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